かとう皮フ科クリニック
 

接触皮膚炎
一般に「かぶれ」とよばれている疾患で、金属・工業用薬品・化粧品・外用薬あるいはウルシ・ハゼ・ギンナンなどの植物性科学物質が皮膚に接触したためにおこる。
触れた化学物質に皮膚刺激性があるために生じる一時刺激性皮膚炎と、アレルギー反応として発生するアレルギー性接触皮膚炎がある。

アトピー性皮膚炎
乳幼児では
びふん・痂皮をもつ病変部をつくり、小(乳)児湿疹とよばれる。
年長児や成人では肘窩・頸部・背部・殿部などを中心に苔癬化した病変部をつくって慢性の経過をたどり、全身に広がる。強いかゆみのあるのが特徴で、このかゆみはとくに就眠時や夜間にあたたまると強くなることが多い。かゆみのために患者は神経質になりがちである。身体的・精神的過労によって病状が悪化することがある。

脂漏性皮膚炎
被髪頭部から毛のはえぎわのほか、耳介・眉毛部・鼻唇溝・腋窩・乳房大・陰股部などに境界が比較的くっきりした淡紅色の湿疹ができる。
ふやけ鱗屑を生じ、かゆみを伴うこともある。疲労・睡眠不足などのストレスがあると、再発あるいは増悪しやすい。
生後数ヶ月の乳児に生ずるものと成人にみられるものとがあり、症状はかなりことなります。

蕁麻疹
限局した膨疹が多数生じる。これは一過性ですぐに消えるが、また他のところに新しい膨疹をつくる。強いかゆみがあるのが特徴で、かくと皮疹は拡大する。
急性型と慢性型に分けられ急性蕁麻疹では腹痛・下痢・呼吸困難を伴うことがある。なお膨疹とならずに紅斑でとどまる場合もある。
皮膚に物理的刺激が加わり生じた膨疹を人工蕁麻疹。また寒冷刺激・温熱刺激によっておこるものを寒冷蕁麻疹・温熱蕁麻疹。食事によっておこるものを食事性蕁麻疹という。

尋常性乾癬
境界の明瞭な大小さまざまの紅斑を多数生じ、その紅斑の上に銀白色の鱗屑を付着するもので、肘頭・膝蓋・腰仙骨部・被髪頭部など機械的刺激を受ける部位に好発し、かゆみを伴うことがある。
幼児に比較的少なく、成人に多い。

手、足白癬
白癬菌のうち、主として狸紅色菌trichophyton rubrumおよびあ趾間菌 t. mentagrophytes によって起こる表在性の白癬。
夏に症状が悪化し、冬に軽快するが、最近は生活状態の変化により、必ずしもその限りではありません。成人に多いが、小児でも家族内感染があり得えます。手白癬は足白癬に比べて非常にまれである。

円形脱毛症
突然頭髪の一部、ときには眉毛その他の硬毛有毛部に、種々の大きさの円形または楕円形の脱毛斑を生じる疾患である。その後脱毛は周囲に広がったり、また他の部位に新しい病巣をつくったり、それらが融合したりすることもある。
自覚症状はまったくない。原因は不明であるが、アレルギーとの関与も考えられる。
悪性脱毛症になると、全頭部だけでなく全身の脱毛をみることがあり、瓜甲にも変化が生じることがある。


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